男性産業保健師の鳩ぽっぽです。
今回は産業保健師になってから9ヶ月経った今をお伝えします。
産業保健師になってから早9ヶ月。
前回の半年レビューから色々ありました。
特定保健指導などの業務についてや2度に渡る新型コロナ感染者の濃厚接触者となったこと、メンタルヘルス不調等々…
ひとつひとつ見ていきましょう。
業務拡大!
任せられる業務が増えてきました!
特定保健指導はもとより、禁煙面談やその他保健師面談等、ひとりでできる保健指導が増えてきました。
ただ、もちろん困難な事例についてはヘルプを求めたり、常に振り返りながらまだまだだなと感じる日々でした。
また、新たな取り組みを任せられることも増えました。
自分が疑問に思って聞いたことが実はまだ試験運用中で今後の運営をどうするか未定だったものや改善すべきものだったことがあったのです。
それにより、2~3個の担当業務を担うことになりました。
単発のものも合わせるともう少し多かったですが、増えれば増えるほど職場の流れや全体像が捉えられましたし、何よりその担当業務について自分が一番よく知っているという感覚が嬉しかったのです。
しかし、些細なことから陰りが見えてきました
一時期業務を抱えすぎて期日ギリギリになってしまった業務がありました。
強い指摘はありませんでしたが、自分ができなかった、うまく回せなかったのがショックで少しずつメンタルが落ち込んできました。
燃え尽き症候群ではないですが、その出来事を境に、モチベーションが保てなくなりました。
さらに、私生活の変化も相まって、夜眠れず朝方目が覚めてしまうことが増え、業務も厳しく感じ始めていました。
そんな中、一つの転換点が生まれます。
新型コロナ感染症の流行、始まるテレワーク
従業員で陽性者が発生し、その濃厚接触者になったのです。
保健所も介入し、自宅待機となりました。
しかし、PCをはじめとする機材は自宅にあったため、テレワークという形で勤務することになりました。
入社して1ヶ月ほどは研修をWebでやっていたこともあり、そこまで違和感はありませんでしたが、実に快適でした。
- 人の目がない
- 気にせずに伸びができる
- 業務の進捗に対して変にプレッシャーを感じることがない
- 通勤がない
- 一つ一つの業務に集中できる
まさしく自然体で仕事ができました。
そんな生活を合計2週間(一度濃厚接触者から解放されましたが、再びなってテレワーク^^;)続けました。
業務は書類が積み上がるほど溜まり、出社し始めてからしばらくは大変でしたが、かなり心身がリフレッシュされました。
テレワークは完全な休みではなかったですが、2週間という期間を自宅で過ごせたことが大きかったようです。
メンタルヘルスを保つこと
このテレワーク期間中にオンラインで先輩にもメンタル不調の相談をしていました。
先輩はきちんと受け止め、受診の勧奨と上司への情報共有、定期的な声かけをしてくれました。
自分の場合、自宅という環境で長期間休めたこと、職場の誰かにその現状を知ってもらうことが解消の鍵だったようです。
なんにせよ、ここまで自分がメンタル弱者だとは思っていませんでした^^;
今回の一件で「産業保健師になったし、看護師ほどプレッシャーも感じてないから大丈夫だろう」という甘い考えは捨てました。
自分は弱い、とにかく弱い。だから過保護なくらいがちょうどいい。(本当はバリバリ働けるバイタリティ抜群の社会人になりたかったです^^;)がそんなことは置いといて、まず自分を守ることを考えること。
これは他の人にも言えると思いますが、1年目は「若いから」「苦労は買ってでもする」「使えない分、とにかくなんでもやります、と言おう」と思ってしまいがちです。(かく言う私も)
でも、特に看護師や保健師は他の人の悩みや苦労や辛さを抱える仕事です。
その上、自分に課すタスクを大きくして、他の人にもそれを渡せない・発散できない、という状況はメンタルヘルス不調を引き起こす原因になりえます。
メンタルヘルスに携わる産業保健師ですらメンタルヘルス不調になります。
1年目はとにかく慎重に、仕事を抱えすぎないこと、そして少しでも不調があったら相談すること。
そのことを体感できた3か月でした。
まとめ
以上、9ヶ月目を迎えた簡単な状況でした!
新卒産業保健師という立場で書いてきましたが、ひとまず産業保健師としての業務はここまでになります。
これから現場に入って交替性勤務をみっちりやってまいります。
来年の4月にはその記事が書けるように頑張ってきますね。
=================
=================
最後に、記事を最後まで読んでいただきありがとうございます!もし、ご意見やご質問、改善点、ご希望のテーマがごさいましたら、よろしくお願いいたします。フィードバックしてよりよくしていきたいと思っております。