男性産業保健師の鳩ぽっぽです。
今回はせん妄の関連図です。
この記事で知れること
- 看護学生レベルで知っておいた方がいい病態情報
- 本疾患でよく出る看護診断、看護問題
- 本関連図の特徴や押さえておいた方がいい知識
病態
せん妄とは、さまざまな要因から一時的な脳の機能不全となる精神障害です。
数時間から数週間にわたって発症し、通常は一過性で回復可能です。
過活動型と低活動型の2種類あり、中核症状をベースとして、それぞれ症状が異なります。
過活動型は興奮や錯乱など危険行動につながりやすい症状が起こります。
低活動型は無気力や失禁など活動やセルフケアの低下につながりやすいです。
治療としては原因が明確な場合はそれを取り除くことが第一です。
看護問題・看護診断
- 安楽障害
- 急性混乱
- セルフケア困難
看護学生が行えることとしては、環境整備(チューブ類を目立たせない、物を近くに置かない、時計・カレンダーを見える位置に置くなど)、付き添い、排泄トラブルへの迅速な対応などが挙げられます。
患者が落ち着いて過ごせる環境や状況を提供するケアが要です。
看護学生の場合、1人の患者に注力できるため、危険行動に配慮しながらケアを進めていくことが求められます。
ポイント
種類によって使い分けましょう。
過活動か低活動かによって症状が全く異なり、それに伴って看護問題も変わります。
受け持ち患者がどちらのせん妄なのかをアセスメントした上で、選択して書きましょう。
せん妄の病態関連図
せん妄の病態関連図↓
参考引用文献
医学書院.看護診断ハンドブック第10版
医学書院.疾患別看護過程第2版
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