男性産業保健師の鳩ぽっぽです。
関連図の勉強をする時、あるいは、実習で関連図がわからない時、参考書や鳩ぽっぽの関連図を見て、書き写している人は弊フォロワーの方々には多いと思います。
その中で、「本当に書けるようになるのか」「書き写すことに罪悪感を感じる」と考えている人も多いと思います。
今回はそんな方の不安を払拭する内容で記事を書いていこうと思います。
※鳩ぽっぽは看護学生卒業生の目線で述べていきますので、教育の専門家ではございません、あしからず
書き写す学習はアリか?
タイトルでも既に答えを言っていますが、もう一度言っておきます。
関連図の学習方法で書き写すのはアリか
→アリです
理由は、関連図を書くことが学習の目標ではないからです。
詳しく解説していきます。
関連図を書くことが学習の目標ではない
まず、看護過程において、関連図を書けるようになることは必須条件ではありません。
なぜなら、本来の目的は患者を理解することだからです。
極端なことを言うと、関連図が書けなくても患者理解がしっかりしていればいいんです。(アセスメントや全体像など)
関連図が課題になっているのは、患者理解ができていることを教員に視覚的に示すためでしかありません。
とはいえ、ここが現実問題、評価してもらうためには関連図が書かなくてはいけません。
また、関連図というものが患者理解をしやすくするツールであることも確かです。
関連図が書けない理由
関連図が苦手、書けないと思う理由は以下のようなことが考えられます。
看護を学ぶまでの学習は小学校からの積み重ねだった(国数理社etc.)→慣れている
↓
学習方法に慣れていた教科から一転、
独自のルールによって書く関連図→慣れるのは困難
↓
慣れていないものに対して十分な時間を取れないまま、3年間課題として書くため、苦手意識が強くなる→書けなくなる
要は、今まで学習してきたものと全く異なるものをいきなり理解できるということはない、ということです。
自分も最初の頃は書き方がよくわからず、差し戻されたりもしました。
初見のものに対してどんな学習をすればいいのか
その答えが”書き写すこと”です。
学習の手順は基本的に真似るのが最初
幼児が大人の真似をして少しずつ社会行動を覚えていくように、関連図の学習も基本的には同じことだと思ったいます。
看護記録という特殊なものを習熟するまでにはかなりの時間を要します。それこそ3年間では足りないくらい。
より速く身につけるためには見本(テンプレート)を使って学習するのが効率的です。
見本を書き写すことで、書き方の基本や関連図の構造を理解することができます。
それを何回も繰り返しながら、徐々に見本を参考にしたりしていくと、自然に書き方やパターンが見えてきます。
この書き方の習熟ができれば次からようやく”自分で書く”という段階に移行できます。
もちろん、これは何も考えずに書き写す場合ではあまり効果がありません。
関連図を書き写す時に、きちんとその内容を読み解きながら、考えて書き写す必要があります。
まとめ
今回は関連図を書き写す学習について書いてきました。
関連図を書き写すことに不安や罪悪感を感じる人にも少しは気持ちが楽になったのではないでしょうか。
ポイントは「考えて書き写す」ということ。
これさえできていれば、少しずつ写さなくても書けるようになっていきます。
鳩ぽっぽの関連図を使っている人も是非このことを意識して勉強をしていってください!
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