男性産業保健師の鳩ぽっぽです。
今回は鳩ぽっぽが実際に関連図を書くときに使っている資料について紹介していきます。
1.看護のための臨床病態学(南山堂)
関連図を書くにあたって重要なのが病態です。
疾患までの道筋を関連図では細かく求められます(そうでない学校もありますが)。
その道筋の知識が”看護のための臨床病態学”にはあります。
看護のための、と言っているだけあり、看護師に必要なちょうどいいレベルの知識なので、関連図以外にも事前学習や疾患の勉強にも使えます。
疾患の掲載数も多く、これ一冊で疾患のことはあらかた網羅できます。
自分はしばらくこの本なしで関連図を書いていましたが、この本を買ってからは書く時間の短縮はもちろん、関連図の質の向上にもつながりました。
何より、必要な知識が手に入るので、変なストレスを抱えて調べ物をしなくて済みます。
この本は個人的に1番のおすすめです。
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2.疾患別看護過程+病態関連図(医学書院)
病態関連図が掲載されており、関連図を書くのにテンプレ的に使えます。
自分も関連図の全体像を考える時に、この本から拾っていました。
病態関連図だけではなく、一般的な疾患知識、治療、看護も載っているので、関連図の病態以外の部分にも使えるのがありがたいです。
非常に分厚いだけあって、疾患数もかなりあります。
珍しい疾患でなければ、これ一冊で実習の受け持ちは対応できるでしょう。
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3.看護診断ハンドブック(医学書院)
看護診断が載っている本です。NANDAという看護診断をベースにしており、その看護診断に至る基準や評価、看護実践について書かれています。
アセスメントや関連図で、患者の状態について書いていると、これが看護問題や看護診断につながるのではないか、と思う瞬間があります。
そんなときにこの本を開き、対応する領域を選び、判断基準に照らし合わせながら、看護診断を探します。
共同問題(症状や治療など医師と見解が共通する問題)も疾患や状態別で掲載されているので、是非
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4.MSDマニュアル家庭版(MSD製薬)
MSD製薬が運営しているサイトです。
サイトのため信用性が低いと思われがちですが、専門家によって執筆され、定期的に精査されているため、比較的信用性のあるサイトです。
製薬会社運営のサイトは専門家が執筆しているという点から比較的信用できることが多いですが、MSDマニュアル家庭版の場合は看護学生が記録を書くのに必要なちょうどいいレベルの知識が書かれている点が強みです。
前述した看護のための臨床病態学ほどではありませんが、きちんとまとめられており、知識の細かさも関連図を書くのにぴったりです。
全ての知識をこのサイトから引っ張って来るのは少しリスキーですが、調べ始め、書き始めのファーストタッチとしては1番適した資料と言えます。
5.がん情報サービス(国立がん研究所)
がんの知識のみですが、きちんとした根拠あるサイトを使いたいということであれば、がん情報サービスをおすすめします。
国立がん研究所が運営しており、がんの基礎知識から治療の進め方まで、がんに関する情報が一通り揃っています。
関連図を書く際には特に治療の部分が使えます。
化学療法の内容や外科療法の種類などによって伸びる道筋が変わるので、それがわかる本サイトは関連図を書くのに役立ってくれています。
まとめ
- 看護のための臨床病態学
- 疾患別看護過程+病態関連図
- 看護診断ハンドブック
- MSDマニュアル家庭版
- がん情報サービス
他にも色々な資料を使っていますが、主に上記5つを使って関連図を書いています。
皆さんの関連図作成に少しでも活かせれば幸いです。
関連リンク
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