男性産業保健師の鳩ぽっぽです。
今回の関連図は痔核です。
痔核を主疾患として受け持つことはほぼないですが、既往などで目にする機会があると思いますので、よかったらご参考ください。
この記事で知れること
- 看護学生レベルで知っておいた方がいい疾患病態情報
- 本疾患でよく出る看護診断、看護問題
- 本疾患関連図の特徴や押さえておいた方がいい知識
病態
肛門の内側、直腸の静脈が一部うっ血することで起こる静脈瘤の一種です。
原因は、妊娠や頻繁な力仕事、便秘など肛門付近に外力が加わるものです。
肛門付近に発生する外痔核と肛門内部に発生する内痔核があります。
外痔核では、腫瘤の増大に伴い、痛み、排便障害、突出による嵌頓壊死などを生じます。
内痔核では主に出血により血便が出ることがあります。
治療は特に症状がなければ必要ありませんが、突出や強い痛みが生じた場合は必要になってきます。
看護診断、看護問題
- 便秘
- 安楽障害
- 皮膚統合性障害
詳しくはポイントにて↓
ポイント
前述したとおり、受け持ちの際は痔核が主疾患になる人はまれなので、既往を前提に進めます。
ポイントは痔核が本人に自覚症状や困りごとにつながっているかどうかです。
痔核は特に強い症状が出ていなければ治療の必要性もないレベルの疾患です。
そのため、本人が生活に支障をきたしていなければ特に問題にしなくてもいいと思います。
痔核の病態関連図
参考引用文献
医学書院.疾患別看護過程第2版
医学書院.看護診断ハンドブック第10版
関連リンク
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