男性産業保健師の鳩ぽっぽです。
今回の関連図は肺がんです。
この記事で知れること
- 看護学生レベルで知っておいた方がいい病態情報
- 本疾患でよく出る看護診断、看護問題
- 本関連図の特徴や押さえておいた方がいい知識
病態
肺がんには大きく分けて2種類あります。
原発性肺がんと転移性肺がんです。
原発性肺がんは喫煙などが原因となるのに対して、転移性肺がんは他臓器のがんが原因です。転移性肺がんの場合はそのがんの治療も行うことがあるため、関連図も膨大になります。
肺がんは呼吸器系症状だけでなく、腫瘍随伴症状も多いです。
がん悪液質、異所性ACTH症候群、ADH不適切分泌症候群が代表例です。
呼吸器系症状や通常のがんの症状に目が行きがちですが、もし、それでは説明がつかないような症状がある場合は、腫瘍随伴症状を考えてみてください。
看護問題・看護診断
- 安楽障害
- セルフケア困難
- 低栄養
肺がんの主症状である呼吸障害によって、呼吸苦や動作困難を正じ、安楽障害やセルフケア困難となります。
また、がん悪液質となると、低栄養状態となり、更なる活動低下や活動耐性の低下などにつながります。
ポイント
肺がんにおける特徴として、腫瘍随伴症状が多岐にわたることが挙げられます。
特に腫瘍による内分泌異常は全身に変化をもたらすため、頭に入っていないと別疾患のように感じてしまうと思います。
また、今回の関連図は原発性と転移性で分けていますが、対象に合わせて必要な方のみをご活用ください。
肺がんの病態関連図
肺がんの病態関連図↓
参考引用文献
医学書院.看護診断ハンドブック第10版
医学書院.疾患別看護過程第2版
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