男性産業保健師の鳩ぽっぽです。
今回の関連図は脊椎椎体骨折です。
この記事で知れること
- 看護学生レベルで知っておいた方がいい疾患病態情報
- 本疾患でよく出る看護診断、看護問題
- 本疾患関連図の特徴や押さえておいた方がいい知識
病態
脊椎椎体骨折は主に加齢によって生じる整形疾患です。
脊椎は大きく頸部、胸部、腰部に分かれていますが、加重が最もかかる腰部に生じやすいです。
原因は骨粗鬆症や骨転移による骨の脆弱性です。特に高齢者の骨粗鬆症既往の場合は生じやすい疾患です。また、事故などの強い外力が働くことでも生じることがあります。
症状は初期はほとんどないです。
主なものは、神経障害や変形などですが、これらが生じる頃にはかなり進行していることが多いです。
治療としては安静にすることやコルセットによる固定が主です。また、骨粗鬆症などの原因疾患がある場合は、その治療を行います。
正直なところ、これ単体で入院してくる患者は少ないですが、合併している人はいるため、注意が必要です。
看護問題・看護診断
- 疼痛
- 安楽障害
- セルフケア困難
看護としては症状や治療に伴う行動制限をサポートすべく、日常生活援助が主となると考えられます。
ポイント
整形的な疾患のため、関連図自体はそこまで量はありません。また、症状もない人がいるため、リスク状態や疾患名で終わってしまうことがあります。
そこまで重要性が高くない分、生活上での困りごとなどで症状が上がってくることがあれば、原因・病態・症状までをきちんと書く必要があります。
そうでない場合は、少し力を抜いて書いてもいいでしょう。
脊椎椎体骨折の病態関連図
脊椎椎体骨折の病態関連図↓
参考引用文献
医学書院.看護診断ハンドブック第10版
医学書院.疾患別看護過程第2版
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