男性産業保健師の鳩ぽっぽです。
今回の関連図は胆嚢がんです。
この記事で知れること
- 看護学生レベルで知っておいた方がいい疾患病態情報
- 本疾患でよく出る看護診断、看護問題
- 本疾患関連図の特徴や押さえておいた方がいい知識
病態
胆嚢癌は胆嚢や胆道に生じる悪性腫瘍です。
原因は明確ではありませんが、危険因子として胆石症や先天性膵管胆管合流異常による胆嚢への刺激が挙げられます。
胆嚢癌の特徴的な症状としては胆管の通過障害があります。
これにより、胆汁排出困難に伴う消化不良や閉塞性黄疸が生じます。
治療は主に外科手術です。
胆嚢の切除はもちろん、悪性腫瘍の状況により膵臓や十二指腸、肝臓、胃幽門などを郭清していきます。
看護問題・看護診断
- 安楽障害
- 低栄養
前述した通り治療は主に外科手術のため、術後に関連した看護問題が出てきやすいです。
ポイント
胆嚢がんのポイントは胆道の閉塞障害です。
その他については他のがんと大きくは変わりません。
胆道が閉塞していることで、胆汁が排出されず、ビリルビンが体内に蓄積していくことで閉塞性黄疸が生じます。
ここまで症状が出てくるかは患者にもよりますが、もし黄疸や瘙痒感などが生じている場合は関連図にこの内容を書いておきましょう。
胆嚢がんの病態関連図
胆嚢がんの病態関連図↓
参考引用文献
医学書院.看護診断ハンドブック第10版
医学書院.疾患別看護過程第2版
関連リンク
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